幸せ願い絹の福袋 安中の市民団体 磯部小6年生に
- 掲載日
- 2011/02/23
おこさまネットワークのメンバーから福袋を受け取る安中磯部小の6年生
「子供と蚕がつなぐ地域ネットワークの再生」を掲げて活動している安中市のおこさまネットワーク(平形知津子代表、8人)が22日、地元の磯部小(上原修校長)を訪れ、卒業間近の6年生43人に生糸で手作りした福袋をプレゼントした。
磯部地区で伝統的に養蚕が盛んだったことや生糸の良さを知ってもらおうと、初めて福袋を作った。同市鷺宮の座繰り糸作家、東宣江(ひがしのぶえ)さんが協力。同小3年生の養蚕体験でできた繭を使った。座繰り器で生糸にし、機織り器で平織りした。
6年生一人ひとりのイニシャルが刺しゅうされ、中には巻いた生糸が入っている。「中学生になると通学距離が長くなるので、交通安全と全員の幸せを願って作った」という。
贈呈式で平形代表は「皆さんが喜んでくれると思い、楽しく作業できました」とあいさつ。6年生を代表して宮口雛(ひいな)さんが「すてきなプレゼントをありがとうございます。大切に使います」とお礼を述べた。