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「織物と生活が一体」 富岡製糸場解説員 歴史的建造物を見学 桐生 のこぎり屋根や古い町並み

のこぎり屋根の建物を見学する会員
のこぎり屋根の建物を見学する会員

富岡市でボランティアガイドを行っている富岡製糸場解説員の会(関利行会長)の会員約20人が27日、桐生市本町周辺を訪れ、のこぎり屋根の建物や古い町並みを見学、織物の知識や歴史的建造物活用への理解を深めた。

同会は、94人の会員がおり、製糸場の来場者に歴史や建物の特徴をガイドしている。今回は、絹糸が使われる織物産地の様子や、歴史的建物の活用方法を知ることでガイドとしての知識を深めるのが狙い。この日は第1陣で、3月3日まで3回に分けて訪れる予定。

一行は、桐生でボランティアガイドを行っている桐生再生のメンバーの説明を受けながら、桐生天満宮やのこぎり屋根工場跡を利用したベーカリーカフェ、さまざまな織物資料を集めた織物参考館・紫(ゆかり)などを回った。

桐生市東久方町の金子織物では、現在は倉庫となっているのこぎり屋根の建物や、反物を保管した蔵などを見学。同社会長の金子宗吉さん(80)から、かつては母屋2階が男性従業員の宿舎となっていたことや、母屋と蔵が棟続きとなっている説明を受けると、会員は「織物と生活が一体となっていたのが分かる」と話し、建物を写真に収めていた。

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