着物ショーで復興支援 富岡製糸場 桑の実パンも販売
- 掲載日
- 2011/04/03
旧官営富岡製糸場で行われた着物ファッションショー
「震災復興支援さくらプロジェクト」が2日、富岡市の旧官営富岡製糸場で始まり、着物ファッションショーが行われた。東日本大震災の被災者への義援金や救援物資の受付所が設けられている。3日まで。
ショーには市内外の25人が参加。「亡き母親のお気に入りの着物」「自分で仕立てた着物を着た」といったエピソードがそれぞれ紹介され、紺、茶、薄ピンクなど色とりどりの着物でステージを練り歩いた。
親子3人で参加した前橋市の松村祐希さん(31)は「着物は着ても見ても心が安らぐ。被災地支援の活力になれば」と話していた。
ステージではこのほか、児童によるソーラン節や「つくしの会」のコーラスが披露された。会場ではシルク製品や富岡実高の生徒が桑の実でつくった「どどめパン」が販売されており、売上金は被災地へ寄付される。