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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

赤れんが 描く 子供ら150人 思い思いに 富岡製糸場で写生大会

真剣な表情で絵を描く子供たち
真剣な表情で絵を描く子供たち

第30回赤れんが写生大会(富岡市教委、富岡青年会議所主催)が17日、世界遺産登録を目指す同市の旧官営富岡製糸場など県内7カ所で開かれた。製糸場には、子供から大人まで約150人が訪れ、東繭倉庫などを題材に思い思いの絵を描いた。

好天に恵まれ、受付のテントで画用紙を受け取った参加者は、建物の日陰に腰を下ろして写生。赤れんがを特徴とする建物群を見ながら画用紙に下書きし、水彩絵の具などできれいに色をつけた。。

母親と妹の3人で初めて参加した富岡西小3年、今井真子さん(8)は、「建物が複雑な色をしているので、絵の具を混ぜ合わせて近い色にするのが難しい」と真剣な表情で筆を動かしていた。

写生大会は製糸場の歴史の偉大さを感じるとともに、地域への愛着心を持ってもらうのが狙い。参加者の提出した全作品は、28日から来月15日まで、同市黒川の市立美術博物館に展示される。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)