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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

アサガオで飾ろう 富岡製糸場 園児が種まき 「きれいな花咲かせて」

ポットに種をまく園児
ポットに種をまく園児

世界遺産登録を目指す富岡市の旧官営富岡製糸場で、近くの富岡ひばり保育園(古矢良信園長)の5~6歳の園児52人が600個用意されたアサガオの種まきを行った。

園児は土の入った直径9センチ、高さ7センチの黒いポットに2粒ずつ種をまき、自分の名前を書いたプレートを挿すと、待ち切れない様子で「いつ芽を出すの」「きれいな花を咲かせてね」とポットに話しかけていた。 種まきは、東京芸大教授のアーティスト、日比野克彦さん(52)が提唱した「明後日朝顔プロジェクト」の一環。全国20カ所以上で展開しており、市内の若手経営者が賛同して3年前から行っている。

アサガオは約一週間で芽を出し、7月ごろに花を咲かせる。今後は6月に苗をプランターに植え替え、東繭倉庫西側の2階テラスから下ろしたロープにつるを巻き付ける。11月には種を収穫する予定。

同プロジェクト実行委員会の石井理(おさむ)さん(48)は、「みんなで育てたアサガオで製糸場を飾り、市民の交流や地域活性化につなげたい」と話し、写生大会も企画しているという。

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