出産祝いに絹製品 地元繭でおくるみ、ミトン 本年度から富岡市
- 掲載日
- 2011/05/20
富岡市が出産祝い品で贈るシルクのおくるみとミトン
富岡市は本年度から、出産祝い品としてシルクのおくるみとミトンを贈っている。祝い品は市内の養蚕農家が出荷した繭を使った絹製品。誕生を祝うと同時に、地元の産業や製品の良さをPRしていく。
シルクの魅力を知ってもらうことで、旧官営富岡製糸場の世界遺産登録への機運を市民の間で高めることも狙っている。
4月1日以降に生まれた子供を対象に、出生届提出時に贈呈。本年度予算に400人分、約280万円を計上した。
富岡シルクブランド協議会(会長・岡野光利市長)が養蚕農家から全量買い上げた繭を使い、碓氷製糸(安中市)で製品化している。
新生児用のため、ホルマリンは未使用。肌触りや使い勝手などを考え、シルク50%、綿50%となっている。