日本の絹「素晴らしい」 外国人が桐生来訪
- 掲載日
- 2011/05/22
日本の絹「素晴らしい」 外国人が桐生来訪
日本のシルクに魅せられた米国やカナダ、ブラジルの絹愛好家が20日、桐生市を訪れ、ニット製品メーカー「ミラノリブ」や桐生織塾を見学した=写真。
訪問したのは、米国で絹の染色やデザインを手掛けるグレニス・ドルチェさん(53)ら16人。 ミラノリブで絹製品を作り上げる工程を見学。桐生織塾では、鮮やかな解(ほぐ)し絣(がすり)銘仙を前にカメラのシャッターを盛んに切っていた。
ドルチェさんは「地域の産業を盛り上げようとする行政の姿勢や、古いものを新しいものに変えるアイデアが素晴らしい」と感動した様子だった。
一行は富岡製糸場(富岡市)や碓氷製糸(安中市)も見学し、日本の絹について理解を深める。見学ツアーは2009年に続いて2回目。県繊維工業試験場(桐生市相生町)のアドバイスを踏まえ旅程が組まれた。