「絹産業遺産大事に守って」 富岡
- 掲載日
- 2011/06/02
講演する矢野さん
NPO法人富岡製糸場を愛する会(高橋伸二理事長)は、富岡市内のホテルで通常総会を開いた。総会後、日本イコモス国内委員会事務局長の矢野和之さんが「世界遺産と市民の役割」と題して講演した。
矢野さんは、文化財の価値を正確に評価し、発見することが重要と指摘。絹産業を守り伝えることを目的とした「シルクカントリーぐんま」の運動については「(世界遺産を目指す絹産業遺産群が)地域にとって大事な遺産であることを示す動き」と評価した。
イコモス(国際記念物遺跡会議)はユネスコ世界遺産委員会の諮問機関。