世界遺産への早期登録要請 知事、文化庁長官に
- 掲載日
- 2011/06/11
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録を目指している「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、大沢正明知事は10日、文化庁に近藤誠一長官を訪ねて早期の登録を要請した。厳格化するユネスコの登録基準を踏まえ、近藤長官は構成資産を一層絞り込んでいくことの必要性を指摘した。
会談を終えた大沢知事は「長官には県として完成度の高い推薦書を作ることを約束し、早期の登録を強くお願いした」と述べた。県は現在、推薦書の原案を作り、文化庁との協議などを通して構成資産を精選している。