貴賓室を特別公開 期間中、平日限定で 富岡製糸場
- 掲載日
- 2011/06/12
平日限定で特別公開される富岡製糸場の貴賓室
大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」の期間中、富岡市は旧官営富岡製糸場の見学場所を拡大する。皇族のほか、明治初期に活躍した政治家も使った貴賓室を平日限定で特別公開。大理石で囲まれた暖炉など威厳と気品のある明治の雰囲気が味わえる。
市によると、1875(明治8)年ごろ、検査人館2階の一角が貴賓室として使われ始めた。官営から民間に経営が移っても、貴賓室として使われ続け、皇族らを迎えたという。建築当初のまま残っている暖炉周りの大理石など室内の重厚な装飾が見どころ。
安全性に配慮し、1回に見学できるのは10人。市の解説指導員が案内する。平日の午前11時、午後2時の2回で事前の申し込みが必要。先着で受け付ける。
DC期間中の土日は鉄水槽と西繭倉庫裏側も特別公開する。鉄水槽は直径15メートル、深さ2・1メートルで貯水量は400トンに上る。こちらは申し込みなしで見学できる。
申し込み、問い合わせは富岡製糸場(電話0274・64・0005)。