高山社の功績語る 藤岡 「考える会」で田中さん
- 掲載日
- 2011/06/15
明治、大正期に養蚕技術を全国に広めた「高山社」の顕彰団体「高山社を考える会」(小坂裕一郎会長)は、藤岡市の藤岡商工会議所で勉強会を開いた。NPO法人県スローフード協会前理事長の田中修さんが「高山社と組合製糸」と題して講演した。
田中さんは元県農業担当理事兼農業局長の農学博士。博士論文で「高山社」について研究した。
講演で田中さんは本県の組合製糸の発展状況とともに、高山社が養蚕農家に指導した「清温育」によって県産繭の国際的な評価が高まったことなどを解説した。
勉強会は、高山社についてさらに多くの知識を深めることが目的。会員ら約100人が参加した。
勉強会に先立ち、本年度の定期総会が開かれ、前年度の事業報告や本年度の事業計画などが承認された。