「絹の国」の魅力満載 製糸場、遺産群PR 高崎で世界遺産登録推進イベント
- 掲載日
- 2011/06/26
「蚕の舞」の舞子からお菓子を渡される子供たち
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録運動を推進しようと、第5回シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーンが25日、高崎市のイオンモール高崎で始まった。7月3日まで写真展示や日替わり体験イベントを通じ、絹の魅力を紹介する。
初日は前橋市上佐鳥町の春日神社に伝わる神楽「蚕の舞」が上演されたほかFMぐんまの公開生放送、富岡製糸場紙芝居などが行われた。
「蚕の舞」は養蚕農家の暮らしぶりを滑稽に表現した神楽。年間の作業を物語に仕立てた舞は県内でも珍しく、前橋市の重要無形民俗文化財に指定されている。舞の終演部分では舞子がかごからお菓子を会場の子供たちに手渡した。お菓子をもらった前橋大胡小4年の加藤紗也香さんは「初めて見たけど、舞う姿が面白かった」と感想を話していた。
期間中、富岡製糸場や荒船風穴(下仁田町)、高山社跡(藤岡市)の絹産業遺産群を模型やパネルで紹介。日替わりで、まゆストラップ作りや上州座繰り、機織りの無料体験コーナーが設けられる。