「ぐんま絹遺産」に30件 県登録第1弾
- 掲載日
- 2011/07/22
「ぐんま絹遺産」登録の選定作業に取り組んでいる県は21日、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」など1回目の登録となる30件(10市4町1村)を発表した。
0件は世界遺産候補のほか、旧碓氷社本社事務所(安中)や旧模範工場桐生撚ねんし糸合資会社事務所棟(桐生)、薄根の大クワ(沼田)など県内に残る絹関連遺産で、国や自治体の指定文化財が中心。
地元市町村や県などから推薦のあった30件について、ぐんま絹遺産推進委員会(高木賢(まさる)委員長)が審議、全件について登録が妥当であると県に答申していた。
登録を踏まえて県は、近く絹遺産のパンフレットを作製して各市町村に配布する。群馬DCで宣伝していくほか、現地ガイドの育成や案内板の設置など、地元市町村を支援していく。
ぐんま絹遺産は県内に残る絹遺産を再評価し、保存活用していく「ぐんま絹遺産ネットワーク」の構築を目指して県が本年度から登録作業に着手。今後も追加登録に向けて選定作業を進めていく。