絹遺産 訪ねよう 製糸場、大クワ、神楽… 写真、データ47件掲載 県がガイドブック
- 掲載日
- 2011/09/15
県が作製した「ぐんま絹遺産ガイドブック」
県は、県内の養蚕、製糸、織物といった絹関連遺産を紹介する冊子「ぐんま絹遺産ガイドブック」を1万部作製し、行政事務所や県民センター、市町村、鉄道会社などに配布した。
県が7月に「ぐんま絹遺産」として初登録した旧官営富岡製糸場(富岡市)をはじめとする建造物や民俗芸能など30件と、各地に残る絹関連の指定文化財17件の計47件を掲載。県は今後も同遺産の登録を続けてガイドブックに掲載し、保存活用を図っていく方針だ。
群馬DCに合わせ、第1弾として完成した冊子は折り畳み式。全体マップを示した後、県内を4地区に分けて旧碓氷社本社事務所(安中市)、春日神社太々神楽(前橋市)、薄根の大クワ(沼田市)、旧模範工場桐生撚糸(ねんし)合資会社事務所棟(桐生市)などを写真と簡単な説明文で紹介。住所や交通、見学情報も入れて絹遺産を訪ねやすいようにした。
最終ページでは、世界遺産登録を目指している「富岡製糸場と絹産業遺産群」の説明も載せた。
県世界遺産推進課は「群馬DCも開かれており、ガイドブックを手に県内各地の絹遺産を訪ねてほしい」と話している。