世界遺産登録推進イベント 富岡製糸場をPR きょう開幕 絹展やコンサート
- 掲載日
- 2011/09/16
世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場(富岡市富岡)を舞台に、登録運動を推進するイベントが16日に開幕する。19日までの期間中、伝統的絹織物の展示会「技と美 日本の絹展」(16~18日)、コンサート「NECフィールディング世界遺産劇場」(17、19日)、講演会「世界遺産大学」(19日)が行われ、製糸場の価値や魅力を発信する。
世界遺産劇場実行委員会や上毛新聞社などが主催。世界遺産劇場は国内の世界遺産や候補地で開かれる音楽や伝統芸能の公演。今回は西繭倉庫前にステージを設け、東京スカパラダイスオーケストラ(17日)と、歌手で声優の坂本真綾さん(19日)が出演する。
世界遺産大学は生糸の大量生産・輸出により世界の服飾文化の発展に貢献した製糸場にちなんだ企画。東繭倉庫でファッションデザイナーの森英恵さんと宇宙航空研究開発機構教授で小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトマネジャーの川口淳一郎さんが講演する。
日本の絹展は東繭倉庫を会場に、桐生織や伊勢崎絣(がすり)、新潟、長野両県の伝統織物など国指定の伝統的工芸品を中心に展示する。