１４０年で最高の熱狂 富岡製糸場で世界遺産劇場
- 掲載日
- 2011/09/18
オーケストラの演奏に約2500人が酔いしれた＝富岡市・旧官営製糸場
世界遺産登録を目指す富岡市の旧官営富岡製糸場で17日夜、コンサート「ＮＥＣフィールディング世界遺産劇場」（世界遺産劇場実行委員会、上毛新聞社など主催）の第１夜が開かれ、東京スカパラダイスオーケストラの演奏に約２５００人が酔いしれた＝写真。 （関連記事 18面）
１８７２（明治５）年建築の木骨れんが造りの西繭倉庫が照明に照らされる中、ギターやサックス、ドラムなど９人編成の人気バンドが躍動感のある曲を披露。メンバーは「日本史に出てくる富岡製糸場で時間を共有できて幸せ」と客席に語りかけた。東京都世田谷区の山田みゆきさん（24）は「初めて見た繭倉庫の赤れんがと瓦屋根がすばらしかった」と話した。 第２夜は19日に開催、歌手で声優の坂本真綾さんが出演する。
世界遺産劇場は、２００７年に国内暫定リスト入りした「富岡製糸場と絹産業遺産群」を全国に発信しようと企画された。
