伝統とモダン融合 繭倉庫で着物ファッションショー
- 掲載日
- 2011/09/19
東繭倉庫で行われた着物ファッションショー
世界遺産登録を目指す富岡市の旧官営富岡製糸場の東繭倉庫で18日、装道礼法きもの学院群馬県連による着物ファッションショーが開かれた。古めいた倉庫内に伝統の模様から現代的なデザインまで多彩な着物が登場し、来場者はモデルの洗練された立ち居振る舞いと絹織物の美を堪能した。
同日まで開催された企画展「技と美 日本の絹展」にちなんだイベント。学院の生徒ら20~50代の20人がモデルを務め、桐生織や伊勢崎絣(がすり)、長野の伊那紬(つむぎ)、新潟の塩沢紬など3県産の着物を紹介した。
伝統の模様に加え、ペンギンやコウモリ柄など従来のイメージを打ち破る斬新なデザインも登場し、来場者は新旧の着物の対比を楽しんでいた。
藤岡市の青木智子さん(27)は「会場の雰囲気と合ってきれい。モダンなデザインの着物は自分で着てみたくなりました」と話していた。