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華やか金色繭の花 富岡製糸場

作品を通じて繭の持つ優しさと華やかさが楽しめる「花まゆ」展=旧官営富岡製糸場東繭倉庫
作品を通じて繭の持つ優しさと華やかさが楽しめる「花まゆ」展=旧官営富岡製糸場東繭倉庫

県産の繭を素材に花を創作する「花まゆ」の展覧会(富岡市主催)が5日、同市の旧官営富岡製糸場東繭倉庫で始まった。工芸家の酒井登巳子(さかいとみこ)さん(64)=名古屋市=の手によって、繭からサクラやバラ、コスモスなどに姿を変えた作品が訪れる人を魅了している。11月6日まで。

酒井さんは1988年に「花まゆ」を考案。安中市の碓氷製糸農業協同組合などに集荷された繭を使って制作し、全国各地で花まゆ教室を開いている。

会場には、会員473人が13万輪の花で作った大作「ホープ」や、富岡産の繭を使った「黄金の花」など16点を展示。会期中の日曜日には無料のワークショップも予定されている。

酒井さんは「近代産業発祥の地である製糸場で、繭の優しさと安らぎを味わってほしい」と話した。

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