立体ポスターで富岡製糸場PR 高崎の斎藤さん
- 掲載日
- 2011/11/20
立体ポスターで富岡製糸場をPRしたいと話す斎藤さん
世界遺産登録を目指す富岡製糸場をPRしようと、高崎市下豊岡町の団体職員、斎藤斎さん(61)が創業当時の製糸場の様子を再現した立体ポスターを作った。人通りの多い場所で展示するなどの活用方法を考えている。 ポスターは木製で縦90センチ、横60センチ。和装の工女が鍋の繭から糸を紡ぐ場面を再現した。太陽光パネルで発電した電気で器械や鍋の中の繭が動く。建物のトラス構造の小屋組みや、工女の絞り染めの着物など細部にもこだわった。
斎藤さんは「器械が実際に動くことで人目を引く。近代化遺産を県民にアピールするとともに、子どもたちが物作りへの関心を持ってもらえれば」と話していた。