藤岡の「高山社を考える会」 蚕室や顕彰碑 産業遺産巡る
- 掲載日
- 2011/11/21
旧黒沢家住宅を見学する会員
明治、大正時代に全国に養蚕技術を広めた「高山社」を顕彰する藤岡市の「高山社を考える会」(小坂裕一郎会長)は、第4回絹産業遺産群見学会を開いた。会員約30人が古い蚕室や顕彰碑などを訪れ、養蚕の歴史を学んだ。
埼玉県本庄市にある競進社模範蚕室を皮切りに、神流町にある養蚕指導者の顕彰碑などを巡った。
上野村にある国指定重要文化財の旧黒沢家住宅では2階にある蚕室に上がり、養蚕の道具を見学した。
高山社とゆかりのある絹産業の遺産について理解を深めるために実施。これまでに旧官営富岡製糸場や荒船風穴、旧官営新町屑糸(くずいと)紡績所などを見学している。