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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

見学を手引き「富岡製糸場事典」 写真、図表で分かりやすく シルクカントリー双書第8巻

発刊された「富岡製糸場事典」
発刊された「富岡製糸場事典」

上毛新聞社は、本県の絹関連の歴史や文化を紹介する「シルクカントリー双書」の第8巻「富岡製糸場事典」(四六判、240ページ)を発刊した。日本の近代化に貢献し、世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場について建設計画、建物、建設・資材、機械・技術、人物、工女、経営の7編に分類、計81項目を写真や図表とともに各項見開き2ページで分かりやすく解説している。

世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録推進活動を行うボランティア団体の富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)が執筆。製糸場を理解する基本図書として編集され、繰糸場や東繭倉庫、木骨れんが造り、工女の生活、明治政府が製糸場建設で雇ったフランス人のポール・ブリュナ、自動繰糸機を導入した片倉工業といった項目が並ぶ。補足資料として「シルクカントリーぐんま―養蚕・製糸・織物を学ぶ」や製糸場の謎解き情報、カラー写真、年表も付けた。

近藤会長は「富岡製糸場について一通り網羅した。知りたいことを調べる事典として活用してほしい」と話している。

定価1575円。県内書店や上毛新聞取扱販売店で販売。問い合わせは上毛新聞社事業局出版部(電話027・254・9966)へ。

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