《師走点描》 新年に備え ほこり払う 富岡製糸場
- 掲載日
- 2011/12/29
操糸場のすす払いをする市職員ら=富岡製糸場
世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場(富岡市)で28日、年末の大掃除が行われた。市職員ら約20人が繰糸場にたまったほこりを払い、新年に備えた。
東西140メートルの繰糸場は1987年まで稼働していた10セットの繰糸機が並ぶ。職員らは器械を覆うカバーや蛍光灯、柱などを、ほうきや雑巾を使って丁寧に清掃した=写真。
製糸場はこの日が年内最後の開場日。新年は1日から見学者を受け入れる。市の担当者は「きれいになった製糸場で新年を迎えてほしい」と呼び掛けていた。