冬を彩る繭玉飾り 富岡製糸場
- 掲載日
- 2012/01/08
東繭倉庫に展示された繭玉飾り
富岡市の旧官営富岡製糸場の東繭倉庫に7日、繭の豊作と無病息災を祈る小正月の風習として伝わる繭玉飾りが置かれた=写真。高さ3メートルほどのヤマボウシに米粉を丸めて作った白や赤、緑の繭玉が飾られた。展示は1週間程度の予定。
養蚕農家らでつくる甘楽富岡蚕桑研究会(高橋純一会長)が中心になって作った。冬場の製糸場に彩りを加え、観光客に楽しんでもらおうと、毎年続けている。会員16人が作業に当たり、観光客も飾り付けを体験した。 養蚕が盛んなころは、各農家が競うように多くの繭玉飾りを室内に置いたという。