ぐんま絹遺産28件を登録へ 推進委 2次候補を承認
- 掲載日
- 2012/01/26
第2回ぐんま絹遺産推進委員会(高木賢(まさる)委員長)が25日、県庁で開かれ、県が登録を進めている「ぐんま絹遺産」の2次登録候補28件を審議し、いずれも登録が妥当であることを確認した。
28件は、のこぎり屋根工場の後藤織物(桐生市)など織物関連施設9件や担保として乾繭を保管した旧安田銀行担保倉庫(前橋市)といった国登録有形文化財が中心で、ほかに高崎市史跡の柏木沢の蚕影(こかげ)碑なども含まれている。
ぐんま絹遺産は県内に残る絹遺産を再評価し、保存活用を図りながら地域振興につなげる「ぐんま絹遺産ネットワーク」の構築を目指し、県が登録作業を進めている。昨年7月に世界遺産候補の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産のほか、国や自治体の指定文化財を中心に30件を1次登録している。
今回の候補28件は、委員会から県に答申された後に正式登録される。