田島家住宅の国史跡指定申請 伊勢崎市
- 掲載日
- 2012/01/26
伊勢崎市教委は25日、江戸末期建築の大型養蚕家屋、田島家住宅(伊勢崎市境島村)を国史跡指定するよう文化庁に求める申請書を取り次ぎ役の県に提出した。国の文化審議会で協議され、7月ごろに官報告示される見込み。
田島弥平(1822~98年)が確立した換気を重視した養蚕技術「清涼育」を行うために63年に建てられた櫓(やぐら)付きの母屋のほか、桑場や種蔵など計14件で構成され、敷地面積は約4千平方メートル。指定を受けることについて、所有者の田島健一さんから同日までに同意書が市教委へ提出された。教育委員会定例会でも承認された。管理団体は伊勢崎市。