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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

製糸遺産を次代に シルクカントリー双書発刊記念イベント 講演、シンポで可能性を探る 11日に上毛新聞社

発刊されたシルクカントリー双書第7、8巻
発刊されたシルクカントリー双書第7、8巻

シルクカントリー双書(全10巻)の第7巻「南三社と富岡製糸場」と第8巻「富岡製糸場事典」を昨年発刊した上毛新聞社は2月11日、発刊記念イベント「富岡製糸場 未来へ」を前橋市古市町の本社上毛ホールで開く。世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場を中心に、本県独自の製糸関連遺産を県民がどう守り将来に伝えていくかについて、講演やシンポジウムを通じて多面的に考える。

第1部は、第7巻を執筆した富岡製糸場総合研究センター所長の今井幹夫さんが、明治政府の国策で建設された器械製糸の富岡製糸場と、県内で普及した養蚕農家による在来の座繰り製糸の団体を母体とする組合製糸の碓氷社、甘楽社、下仁田社(総称・南三社)について歴史的な視点を踏まえて講演。「写真集 富岡製糸場」(片倉工業発行)の撮影を担当した前橋市出身の建築写真家、吉田敬子さんがスライド上映しながら富岡製糸場への思いを語る。

第2部のシンポジウムは、「『富岡製糸場事典』の可能性」と題して、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録運動を推進するボランティア団体で、同事典を執筆した富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近藤功会長と今井さん、吉田さんら5人が、藤井浩・上毛新聞社論説委員長をコーディネーターに討論する。

会場では上州座繰りの実演、同遺産群のパネル展示も行われる。

午後1時半開会。入場無料。定員は先着150人。申し込みは電話か、はがき、ファクス、電子メールに住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒371―8666 上毛新聞社事業局出版部「シルクカントリー双書イベント」係(電話027・254・9966、ファクス027・254・9906、電子メールbook@raijin.com)へ。6日必着。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)