製糸場で婚活を 富岡地区青少推連絡協 世界遺産推進通じ出会いの場
- 掲載日
- 2012/02/10
富岡市の旧官営富岡製糸場の世界遺産登録を後押しする活動を通して、男女の出会いの場を生みだそうとする取り組みが始まっている。富岡地区青少年育成推進員連絡協議会が計画。若者を募集し、製糸場やまちなかを案内できる人材を養成する研修を行うと同時に、イベントや食事会も絡めて婚活の機会を提供する。下田貴美子会長は「カップルが生まれ、製糸場で結婚式ができれば大成功」と期待している。
市や富岡製糸場世界遺産伝道師協会の協力も得て実施。フランス語で「若者」を意味する単語を加え、「富岡製糸場世界遺産ジュネス伝道師育成事業」と名付けた。
男女の募集を始めており、３月18日に製糸場内を借り、顔合わせを兼ねた最初の研修を行い、食事会で交流を深める。
本年度と新年度に継続して研修会を開く。座繰り体験や繭クラフトなどのイベントも取り入れる。交流内容は参加者の意向を踏まえて対応する。
研修後の参加者に、まちなか案内や各種イベントのボランティアスタッフとして活動してもらう考え。研修やイベント、活動を通してコミュニケーションを深めることで「カップル誕生」につながることを期待している。
下田会長は「世界遺産を応援してくれる若い人を育てたい。その中で婚活もできれば」と話している。
本年度は県の「社会貢献活動を通じた若者の交流支援事業」の委託費10万円を受ける。 参加希望者は仲町まちなか交流館に置いてある申込書に必要事項を記入して同館に提出する。問い合わせは松島商店（電話０２７４・６２・０５１５）へ。
