4資産に絞り込み 改訂推薦書案示す 県世界遺産学術委
- 掲載日
- 2012/02/11
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の推薦書について協議する第14回県世界遺産学術委員会(岡田保良委員長)が10日、都内で開かれた。県は、養蚕製糸分野での技術の革新と国際交流という二つの普遍的価値と、7件から4件に絞り込んだ構成資産に合わせて全面的に改訂した推薦書原案を示した。
委員からは「4資産に決めた理由や関連性をより分かりやすく書いたほうが良い」といった意見があったという。県世界遺産推進課は「3月末までに推薦書を完成させ、新年度の確実な推薦に向けて準備していきたい」と話している。
構成資産は富岡製糸場(富岡市)、田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)。