絵手紙で製糸場描く 県庁 世界遺産登録を応援
- 掲載日
- 2012/02/14
世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録運動を応援しようと、富岡製糸場絵手紙展(県富岡行政事務所主催)が13日、県庁32階展望ホールで始まった。富岡市内の絵手紙愛好者の作品約200点を20日まで展示している。
絵手紙サークルを主宰する近藤昌子さん(74)=高崎市=が指導する富岡市内の6教室の生徒が出品。富岡製糸場の赤れんがの繰糸場や繭倉庫、工女、蚕や繭などを趣のある筆遣いで描き、富岡製糸場への思いや世界遺産登録を応援するメッセージを添えている。各教室の生徒が共同で製糸場の正門やブリューナ館を描いた約2メートル四方の大作も並ぶ。
近藤さんは「微力だが絵手紙を通じて世界遺産登録を応援したい、と生徒が協力してくれた。生徒の思いが込められた作品を多くの県民に見てほしい」と来場を呼び掛けている。