保存管理方法を説明 伊勢崎の田島家住宅 世界遺産で住民に
- 掲載日
- 2012/02/19
境島村公民館で開かれた住民説明会
伊勢崎市境島村の田島家住宅(田島弥平旧宅)が富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産の一つに選定されたことを受けて県と伊勢崎市は18日、境島村公民館で「世界遺産登録に係る説明会」を開催、住民40人が出席した。
横沢明市企画部長は「田島家住宅が国指定史跡になるのに合わせ、公開方法や活用法などを盛り込んだ保存管理計画の策定を進めている。田島家周辺の景観保全も必要となるので、景観計画の見直しも行う予定」とあいさつした。また県世界遺産推進課の古沢勝幸補佐は「世界遺産となれば、地域の歴史や誇りが人類にとってかけがえのないものと認められること。それぞれの国が恒久的に保存する責任を負う」と説明した。
出席者からは「トイレなど受け入れ施設が不足している」「世界遺産登録までに修復などは完了するのか」といった質問が出た。