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《シルクカントリー21》れんがの排水溝に感心 富岡製糸場

製糸場地下の遺構について説明を受ける見学者
製糸場地下の遺構について説明を受ける見学者

富岡市教委による発掘調査が行われている旧官営富岡製糸場の西繭倉庫で4日、現地説明会が開かれ、地元住民や製糸場の世界遺産登録運動を応援する県民ら220人が参加した。

発掘調査は、主に製糸場の将来の保存整備に向け地下の状況を探るために実施。1872(明治5)年建造で国重要文化財の西繭倉庫の周囲からは、官営期(明治5~26年)に造られたと見られるれんが造りの排水溝や除雷施設などが確認された。

説明会は、調査終了後に埋め戻されて見学できなくなる製糸場の地下の構造を多くの人に見てもらおうと、市教委が企画した。調査が行われた西繭倉庫の周囲を見学ルートに、職員が発掘で見つかった排水溝や建物の基礎について解説した。

富岡市の男性(75)は「れんが造りの排水溝は大したもの。大工場だから地下の造りも徹底していたんだね」と感心していた。

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