「早期推薦が可能」 富岡製糸場で文化庁長官
- 掲載日
- 2012/03/08
富岡製糸場の操糸場内を視察する近藤文化庁長官(中央)
文化庁の近藤誠一長官は7日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産4件を視察した。記者会見で、世界遺産登録の推薦に向けた状況について「マラソンなら30キロを過ぎて先頭集団。合理的な価値付けと保全体制を整えられれば早期推薦が可能」と語った。
(関連記事 20面)富岡市で行った講演では「世界と日本の価値観が重なっていない部分を推薦書で合理的、科学的に分かりやすく説明していく工夫が必要」と強調した。