上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

上毛新聞社Presents
「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

“製糸場開業”熱く 前橋 「絹の国から」プレ公演 世界遺産登録後押し

ポール・ブリュナの接待について話し合う場面
ポール・ブリュナの接待について話し合う場面

養蚕と生糸をテーマにした演劇「絹の国から~紡がれた想(おも)いを繋(つな)げるために~」(県、県教育文化事業団主催)のプレ公演が11日、前橋市文京町の県生涯学習センターで開かれた。8月25、26日の本公演を前に、富岡製糸場が開業する明治初期の場面などを約35人が熱演した。

演劇は、舞台芸術の振興と文化による地域づくりを目的とした「演劇制作事業」の一環で、世界遺産を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」を側面から支援する。  製糸場の建設予定地を選定するフランス人、ポール・ブリュナをもてなす計画や見たことのない外国人を警戒する様子などが演じられた。

脚本を書いた前橋市の劇団ザ・マルク・シアターを主宰する生方保光さんは「『生きる』ということに光を当てながら、富岡製糸場が必要だった経緯をみんなに知らせたい」と本公演に向けて意気込んでいる。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)