シンポ、花まゆ作り、バスツアー 絹の文化を再発見 富岡製糸場で24、25日
- 掲載日
- 2012/03/16
県産繭を使った花まゆ作品
世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」を中心に、世界に誇る本県の養蚕製糸の歴史や絹の文化を再発見してもらう「シルクカントリーin富岡製糸場」が24、25の両日、富岡市の旧官営富岡製糸場をメーン会場に開かれる。シンポジウム「世界を変えた日本の技術革新」や、繭を使った「花まゆ」作りワークショップ、世界遺産候補を巡るバスツアーなど多彩な催しを展開する。
県、富岡市、フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会、上毛新聞社などの主催。
シンポジウムは24日午後1時から、富岡製糸場東繭倉庫で、国の世界文化遺産特別委員会の元委員で女優、エッセイストの星野知子さんが「愛(いと)しの富岡製糸場」と題して基調講演。星野さんや世界遺産候補資産の地元ボランティア団体代表らパネリスト6人が、同遺産群の価値や世界遺産登録に向けた活動などについて討論する。定員200人(要予約)。
東繭倉庫では24日午前と25日、同遺産群の富岡製糸場と田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)をパネルや模型で紹介する。
花まゆ作りは富岡製糸場食堂で24日午前10時から。花まゆ作家の酒井登巳子さんが、親子60組120人(要予約)を対象に県産繭を使った花のブローチ作りを指導する。
25日は「世界遺産候補を巡るスタディーバスツアー」を実施。伊勢崎、藤岡、富岡の各市役所と下仁田町役場の4地点を発着点に田島弥平旧宅、高山社跡、富岡製糸場を地元ボランティアのガイドで見学する。各コース定員40人(要予約)。田島弥平旧宅と高山社跡では一般向けの無料解説会も行う。
バスツアー(昼食代1500円)以外は参加無料。申し込み・問い合わせは上毛新聞社事業局(電話027・254・9955)へ。電子メール(jigyo2@raijin.com)、ファクス(027・254・9906)でも受け付ける。