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世界遺産へ愛着を 富岡製糸場でシンポ 「シルクカントリー」 登録運動で意見交換

活発に意見を交わすパネリストたち=富岡製糸場東繭倉庫
活発に意見を交わすパネリストたち=富岡製糸場東繭倉庫

本県の養蚕・製糸の歴史や絹の文化を再発見してもらうイベント「シルクカントリーin富岡製糸場」が24日、富岡市の富岡製糸場で始まった。「富岡製糸場と絹産業遺産群」の未来を展望したシンポジウムでは、絹にかかわった人々の営みや歴史を残し、県民が愛着を込めて世界遺産登録運動に取り組んでいくことの大切さを考えた。絹遺産群を紹介する特別展や「花まゆ」作りなども行われ、来場者が理解を深めた。25日まで。

(関連記事 13~15面)

県、富岡市、フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会、上毛新聞社などの主催。

シンポジウム「世界を変えた日本の技術革新」では、女優でエッセイストの星野知子さんが「愛(いと)しの富岡製糸場」と題して基調講演。「赤れんがの工場に立つと工女たちが働いていた姿を想像できた。鉄鋼業などと違って製糸業は『お蚕さん』という生き物から始まっており、ぬくもりがある」と製糸場の魅力を語った。

パネルディスカッションでは、星野さんや絹遺産群を守り伝える住民団体の代表ら6人が製糸場が果たした役割、世界遺産登録を見据えた活動の方向性について意見交換。「知名度、ブランド力が低いとされる本県から脱却するために、世界遺産登録が重要」「住民の意識が変わったことで、製糸場の建物が生き返った」と、運動をさらに盛り上げ、まちづくりにつなげていく大切さを再確認した。

県世界遺産推進課の松浦利隆課長は「皆さんは引き返せない未来に向かって進んでいる。ぜひ夢を実現したい」と協力を呼び掛けた。

25日は、絹遺産群を巡るバスツアーや現地解説会、富岡製糸場での特別展が開かれる。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)