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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

富岡製糸場 “世界水準”の売店に 開放的な空間、高級感

内装が一新され、開放的な空間になった売店
内装が一新され、開放的な空間になった売店

お土産屋からミュージアムショップへ―。世界遺産登録を目指す富岡市の旧官営富岡製糸場内にある売店が1日、リニューアルオープンした。商品やレジカウンターの配置を換えるなど内装を一新。シルク製品をアクリルケースに入れて展示し、高級感を出す工夫を施した。市の担当者は「圧迫感がなくなり開放的な空間になった。シルク製品の販売促進につながれば」と期待を寄せている。

◎シルク販促に期待

中央に3列並んでいた陳列棚を1列にし、高さを1メートル40センチから90センチに低くして店内全体を見渡せるようにした。ストールなどのシルク製品を店外から見えるように窓側に展示。入り口付近にあったレジカウンターの位置を変更し、ベージュ色のカーペットを敷いた。

製糸場を訪れたのは2回目という高崎市内の女性(58)は「以前より店内が広くなった気がする。販売員の説明も丁寧で、ゆっくり買い物できた」と満足した様子。家族5人で初めて訪れた埼玉県ふじみ野市の弘津資和さん(42)は「シルクの魅力は肌触り。ストールだけでなく、ほかの商品も触れることができるように展示してほしい」と話していた。

売店の運営は、富岡市や蚕糸絹業の関係者でつくる富岡シルクブランド協議会(会長・岡野光利富岡市長)が担当する。

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