伊香保と富岡協力 縁結びグッズ完成で式典
- 掲載日
- 2012/04/10
富岡製糸場で縁結びグッズを結び付ける両市の関係者ら
渋川市の伊香保温泉観光振興協議会(福田朋英会長)と富岡市のとみおか観光まちづくり推進協議会(田口基会長)が共同で企画した「縁結びグッズ」の完成記念セレモニーが8日、両市で行われ、関係者が観光を通じての両市の交流に大きな期待を寄せた。
渋川市伊香保町伊香保の石段前で行われたセレモニーには両市の関係者約100人が出席。渋川市の阿久津貞司市長は「富岡市との相乗効果で、伊香保温泉は年間来場者数150万人を目指したい」とあいさつ。富岡市の岡野光利市長も「伊香保からいろいろ勉強させていただき、富岡製糸場の世界遺産登録を目指したい」と語り、縁結びグッズを結び処(どころ)に付けた。
富岡製糸場の東繭倉庫前で行われたセレモニーでは、両市長がロープに紅白のひもを結んで完成を祝った。
縁結びグッズは1組500円。渋川、富岡の両市は昭和初期に富岡製糸場の女性工員が伊香保温泉を訪れていた記録をもとに2年前からイベントなどで交流。昨年2月、両市長らが出席した「富岡製糸場・伊香保温泉観光連携会議」でグッズ作成が決まった。