世界遺産登録へ鎌倉の活動学ぶ 前橋で研修会
- 掲載日
- 2012/05/20
「文化庁の質問は世界からの質問と考えてほしい」などと話した梅沢さん
富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)の研修会が19日、前橋市の上毛会館で開かれ、神奈川県文化遺産課で「鎌倉」の世界遺産登録推進活動に携わった梅沢広昭さんが「遺産の独自性を明確にすることが大切」などと訴えた。
梅沢さんは「武家の古都・鎌倉の世界遺産登録について」と題して講演。神奈川県職員として世界遺産登録への推薦書作成などに関わった経緯や登録の意義、これまでの取り組みなどを紹介した。
登録の意義に「観光」を入れなかったことについては、「多くの人から支持を受けるために外した。文化的意義などを理解してもらうことが重要」と述べた。
同協会は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を目指し、ボランティアで広報活動を行っている。