結末は世界遺産に 富岡製糸場を愛する会 紙芝居の完結編披露
- 掲載日
- 2012/05/26
「赤煉瓦ものがたり」完結編を披露した今井さん
NPO法人富岡製糸場を愛する会(高橋伸二理事長)は、富岡市内のホテルで通常総会を開いた。製糸場を紹介する紙芝居「赤煉瓦(れんが)ものがたり」の完結編となる第5話が初めて披露された。
第5話は「世紀を超える歴史物語」がタイトル。1~4話を披露してきた紙芝居部会の今井清二郎さんが、自転車の荷台に載せた紙芝居器とともに登壇し、製糸場の民営化から1987年の操業停止、世界遺産登録に向けた動きを軽妙な語り口で紹介した。
また中央工科デザイン専門学校の生徒が製作し、米国の映画祭で最高賞を受賞した製糸場建設のドキュメンタリー映画「はじめの始まり ブリクとシマン」も上映された。
総会では、製糸場創業140周年記念事業への参加協力、認定NPO法人への申請準備、製糸場利活用市民計画の作成を盛り込んだ本年度事業計画案と予算案を承認した。