12日に文化遺産特別委 富岡製糸場推薦決定へ
- 掲載日
- 2012/07/05
文化庁は4日、2014年の世界文化遺産登録を目指し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に本年度推薦する候補を事実上決める文化審議会世界文化遺産特別委員会(委員長・西村幸夫東京大副学長)を12日に開くと発表した。次の推薦に向け準備する国内10候補の中で、構成資産の文化財指定や県による推薦書案の作成が進んでいる本県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の推薦を諮る見通し。
ユネスコは14年登録分から、文化遺産候補は各国年1件としており、特別委が同遺産群の推薦を了承すれば、世界遺産条約関係省庁連絡会議で政府として決定。9月末までに暫定推薦書を提出し、年明けに正式推薦する。