製糸場の活用探る 富岡でまちづくり専門家会議
- 掲載日
- 2012/07/26
世界遺産のあるまちづくりについて意見を交わした専門家会議
旧官営富岡製糸場の世界遺産登録を見据え、富岡市のまちづくりを外部有識者の視点から考える「世界遺産まちづくり専門家会議」の第1回会議が25日、富岡製糸場で開かれた。
景観、まちづくり、文化財、世界遺産の各分野の専門家8人で構成。製糸場の価値に配慮した市街地のあり方について意見を交わした。
専門家会議は、市が2006年度にまとめた「まちづくり計画」に基づく組織。製糸場という資源を生かした持続可能なまちづくりを進めるため、専門的な立場から提言してもらう。
初回は岡野光利市長がメンバーに委嘱状を交付した後、市職員がこれまでのまちづくり施策や製糸場の世界遺産登録までの流れを報告。専門家会議会長に就任した菅孝能・山手総合計画研究所代表は「市民の知らない魅力に外部の人間が気付くこともある。個別の事業は分かるが、まちづくりの全体像を次回以降、整理したい」と語った。