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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

“玄関口”の活性化を 世界遺産にらみ会議 上州富岡駅

上州富岡駅舎周辺の将来図の模型を囲み、意見交換する委員ら
上州富岡駅舎周辺の将来図の模型を囲み、意見交換する委員ら

駅舎を建て替える上信電鉄上州富岡駅の利活用策を探る「上州富岡駅まち会議」の第2回会議が31日、市役所で開かれた。旧官営富岡製糸場の玄関口となる駅舎や周辺の将来図について、委員や市職員らが模型を囲んで意見を交換した。

冒頭に市側が来年3月末までに駅前市道の拡幅工事を完了させること、建物や路面に黄色っぽいれんがを使うことなどを報告。製糸場の世界遺産登録に向けた国際記念物遺跡会議(イコモス)の調査が予定される来夏までに、駅舎や周辺を整備すると説明した。

会議では交流スペースの活用を中心に議論し、運用管理をNPO法人や市民団体などに任せる案などが示された。ほかに、とみおか観光まちづくり推進協議会による市民主体の「まちづくりワークショップ」との連携を模索していくことを確認した。

駅舎周辺の模型は22日まで市役所ロビーに展示する。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)