荒船風穴ジオパーク “二刀流ガイド”養成 下仁田
- 掲載日
- 2012/08/14
下仁田町は今月から、同町南野牧の国指定史跡「荒船風穴」と「下仁田ジオパーク」の両方を解説できるボランティアガイドの養成学習会を開く。荒船風穴は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つで、世界遺産登録後に増加が見込まれる見学者に対応するのが目的。参加者は来年３月まで月１回、座学や現地訪問を通じて知識を深める。
町は昨年９月、地質学的に重要な地形や地層などを見どころとする大地（ジオ）の公園「ジオパーク」の国内版の日本ジオパークに認定された。妙義山や青岩公園など約30カ所のジオサイトで構成されており、町は「世界ジオパーク」の認定を目指している。
荒船風穴は、明治後期から昭和初期にかけて蚕種を貯蔵した。ジオサイトの一つでもあり、世界遺産に登録されれば、世界遺産でありジオサイトでもある国内でも珍しい場所となる。
学習会の全８回を受講した人には修了証を交付する。初回は28日、町文化ホールで「世界遺産とは？世界ジオパークとは？」と題して町職員が講演する。
参加無料。問い合わせは町ジオパーク推進室（電話０２７４・７０・３０７０）へ。
