富岡製糸場3割増 7月の観光客 県全体0.5%増
- 掲載日
- 2012/08/25
ググっとぐんま観光キャンペーンを開始した7月の県内の主な観光地やイベントの入り込み客数について、県は24日、前年比0・5%増の199万2118人だったと発表した。観光地の入り込み客数と温泉地の宿泊客数は前年を下回ったが、イベントの入り込み客数が増加。世界文化遺産への登録に向けて政府による推薦が決まった旧官営富岡製糸場には31・8%増の2万2242人が訪れた。 (関連記事 22面)
主要9温泉地の宿泊客数の合計は1・0%減の41万2306人。老神温泉(8・8%増)、磯部温泉(3・6%増)、万座温泉(3・1%増)、草津温泉(2・4%増)の4温泉地は増加した。
入り込み客数の多い施設などから抽出した観光地点30カ所の合計は、2・0%減の105万7736人。富岡製糸場のほかに増加率が高かったのは、野菜収穫体験が好評だった道の駅あぐりーむ昭和(50・2%増)や、特別企画を実施したぐんまこどもの国(14・4%増)だった。
昨年と比較可能な10件のイベントは、7・1%増の52万2076人。アジサイの見頃と重なった渋川市の「あじさいまつり」は1万4076人、観光キャンペーンの宣伝効果で認知度を高めた館林市の「夏の城沼花ハスまつり」は3万5千人で、ともに前年比で約2倍となった。旅行雑誌で取り上げられた玉村町の「たまむら花火大会」は16・7%増の7万人だった。 観光キャンペーンは、昨年の大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン」の後継企画で、9月末まで実施される。