ぐんま絹遺産推進委 20件の追加登録承認
- 掲載日
- 2012/10/18
第3回ぐんま絹遺産推進委員会(高木賢(まさる)委員長)が17日、県庁で開かれ、県が登録を進めている「ぐんま絹遺産」の3次候補20件を審議し、いずれも登録が適当であると認めた。
みこしでは初の絹遺産となる「諏訪神社宮神輿(みこし)」(藤岡)や、養蚕教育機関の高山社分教場として使われた「町田菊次郎生家宅」(同)などが審議された。県世界遺産推進課によると、みこしは、江戸時代に藤岡の絹市に出店していた呉服問屋三井越後屋が奉納した雌雄2基で、絹市の繁盛を物語る民俗文化財という。国重要文化財の「彦部家住宅」など桐生の織物関係遺産5件も追加される見通し。
ぐんま絹遺産は、県内に残る絹遺産を再評価し、保存活用を図りながら地域振興につなげる「ぐんま絹遺産ネットワーク」の構築を目指し、県が昨年度から登録を進めている。昨年度に2回開かれた 推進委の審議を経て 計58件が登録され、冊子や 専用ホームページでPRしている。今回の20件も近く正式登録される。