製糸のまち 絆強く 姉妹都市40周年で式典 富岡市と長野・岡谷市
- 掲載日
- 2012/10/21
宣誓書を交わし、握手する岡野市長(右)と今井市長
製糸業が盛んだった縁で姉妹都市を締結している富岡市と長野県岡谷市が20日、締結40周年を祝う記念式典を富岡市役所で開いた。岡野光利富岡市長、今井竜五岡谷市長ら関係者23人が出席、交流推進に向けた宣誓書を交わし、さらなる友好の発展を誓い合った。
式典で今井市長は「両市は官民を問わず、本当の意味での交流が続いている。より強く絆を結び、親善の和を広げたい」とあいさつ。岡野市長は「(旧官営富岡製糸場の)世界遺産への推薦が決定した記念すべき年に姉妹都市の意義を再確認できた。今後も両市が飛躍できるよう、共に手を携えていきたい」と述べた。
両市は富岡製糸場が創業100年を迎えた1972年に姉妹都市を締結。スポーツや祭りへの出店、災害時相互応援協定を結ぶなど、交流を図っている。
2010年には岡谷市から製糸場で稼働していたフランス式繰糸機の復元機が寄託され、これを受けて富岡市が昨年、繭を素材にした「花まゆ」を贈った。