「末永く守りたい」 田島旧宅を特別公開 伊勢崎
- 掲載日
- 2012/10/28
特別公開された田島弥平旧宅を見学する人たち
伊勢崎市境島村の田島弥平旧宅が国史跡指定されたのを受け、境島小学校体育館で27日、記念式典が開かれ、弥平の子孫で現当主、田島健一さん（83）に国史跡の指定書が手渡された。弥平旧宅は同日、一般来場者に特別公開された。田島さんは「今後、旧宅に居住していくが、境島村の宝として末永く守っていきたい」と謝辞を述べた。
特別公開で、建築物調査に携わった大沢翔多さんが「大黒柱は約９メートルで、通し柱になっている」「たんすのように大きな木箱が欧州渡航の際、スーツケース代わりに使われた」などと解説。来場者は急な階段を上がり、２階の広さを実感していた。
28日も境 島小体育館と弥平旧宅の２会場で、特別公開や機織り、座繰りの体験イベ ントなどが開かれる。
