富岡市の歴史PR まちづくり400年で冊子 製糸場建設も説明
- 掲載日
- 2012/11/04
まちづくり400年を記念して作製された冊子
富岡市は、まちづくり400年を記念した冊子「富岡のまち~まちのおこり400年~」を作製した。市内全世帯に配布したほか、世界文化遺産登録を目指す富岡製糸場の創業140年で、ユネスコへの推薦が決まった節目の年であることから、製糸場でも販売して県内外の観光客に市の歴史をPRする。
「まちづくり計画」「新田開発とまちづくり」「まちの発展」の3章で構成。全国屈指の生産量を誇った南牧村の砥石(といし)を江戸に出荷する中継点として開発されたことや、製糸場が建設された理由などを図や表を使い分かりやすく説明している。
1612(慶長17)年の検地から本格的なまちづくりが始まったとして、富岡製糸場総合研究センター所長の今井幹夫さんらが編集した。A5判94ページ。
岡野光利市長は「先人たちが『富める岡』として発展してほしいと願い、計画的に整備した町。観光客に富岡の歴史を知ってもらい、市民には誇りを持ってもらいたい」と話している。
1冊300円。問い合わせは市教委文化財保護課(TEL:0274・62・1511)へ。