製糸場の風格、凜とした工女 「花まゆ」に込めて 工芸家の酒井さん 富岡市に贈る
- 掲載日
- 2012/11/07
酒井さん
酒井さんが寄贈した花まゆ作品「伝え花」
繭を素材に花を表現する「花まゆ」を手がけている工芸家の酒井登巳子さん(名古屋市)が、富岡市をイメージした作品「伝え花」を市に寄贈した。
「伝え花」はバラを基調に、旧官営 富岡製糸場の豪華な雰囲気と日本の看板を背負って技術を磨いた工女の凜(りん)とした姿を表現した。市役所 富岡庁舎ロビーに飾られ、今後はイベント会場での展示も検討されている。
酒井さんは富岡製糸場創業140周年記念企画展「富岡製糸場と花まゆ」(9月5日~10月8日)にも協力。市はこれらの貢献に対し、酒井さんに感謝状を贈った。
酒井さんは「群馬の繭と富岡製糸場のすばらしさを日本中に広めるお手伝いをしたい」と語った。