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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

推薦書で詰めの協議 都内で世界遺産学術委

推薦書正式版提出に向けて詰めの協議を行った第16回県世界遺産学術委員会
推薦書正式版提出に向けて詰めの協議を行った第16回県世界遺産学術委員会

本県の世界文化遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する推薦書の内容を検討する第16回県世界遺産学術委員会が26日、都内で開かれ、来年2月1日までの推薦書正式版提出に向けて詰めの協議を行った。

松浦利隆・県世界遺産推進課長は、9月に推薦書の暫定版を提出したことや、田島弥平旧宅の国史跡指定が正式に官報告示されたことを報告。学術委の岡田保良委員長(国士舘大教授)は「いよいよという段階に入った。最後の詰めを皆さんで検討してほしい」とあいさつした。

構成4資産がある富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町の担当者が、2014年の世界文化遺産登録を目指して政府による推薦が正式に決定して以降の来訪者の増加や、調査・整備事業の取り組み状況などについて報告。推薦書の正式版提出に向けて、内容の完成度を高める協議を行った。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)